「よ〜し!権田君!ワーム作るぞ〜!」「わ!マッチョさん、何そのマスク?」
「作業が進むと有毒ガスが出るからな。」「マッチョさん、炭鉱夫か卍丸みたいだね!」

「そういう権田君だってカールのオヤジかマフィアの幹部みたいだぞ。目覚まし時計のドキドキオジサンとか。」
「最後のは激マイナーだね。でも僕達が帽子まで本物に拘ってるのなんて、見てる人は分からないよね?」
「ハハハ!そうだな!MAKさんはそういうとこに物凄い労力を使ってるからな。」「あの人も損な人だよね。」

「何せイチイチ本物から引っ剥がして貼り付けてるんだもんね♪」「コラコラ権田君。人聞きの悪い事言うなよ。」
「N○Kの画像集めまでして。絵とかで済ませれば簡単なのにね。」「そこがあの人の無駄に凄いとこだ。」

「そういうとこを分かって貰えないからこうして喋らされてるんだね。このコーナー、凄い時間食ってるらしいし。」
「ハハハ!途中で投げ出しそうになってたからな。よし!彼が発狂しない内にワーム作っちゃおう!」



第1工程
先ずは道具と材料を揃えよう!
道具
電子レンジ・・・普段お料理に使ってる物で構わないが、ゴム臭くなるかも。後でファ○リーズでもしておこう。

軍手・・・厚手の手袋なら何でも良い。素手だと火傷するからな。

割り箸・・・使用済みでも何でも良い。掻き混ぜる時に使うだけだ。

ビーカー・・・耐熱容器なら何でも良い。

油粘土・・・いわゆる普通の粘土だな。安いし使えるぞ。

ネジとかビーズとか・・・ワームの型取りに使う。色々試してみよう。

防毒マスク・・・無くてもOKだが、換気は必須だ!

ハサミ・・・普通のハサミで良い。
材料
いらないワーム
中古ショップでワームを購入する場合、50円〜100円位の作りたい色の物を。形やメーカーは何でもOK。
尚、使った後のクズワームを使う場合は、事前に洗って砂やゴミを落としておこう。


何だか料理みたいだが、塩と油はあくまでお好みで良い。詳しい事は後ほど。

マッチョさんからアドバイス
クズワームでは作りたい色が出来ない事が多い。
滅茶苦茶に混ぜて、出来上がった色で勝負するのも楽しいが、最初はやめとこう。

中古ショップなら昔のワームが新品で激安。それを購入しよう。
色さえ合ってれば何処のメーカーのを混ぜてもOK。同じ値段なら量で選ぼう!

耐熱容器でもプラの物は注意!以前底に穴が開いて軽いバイオハザードが起きたぞ!





第2工程
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ワームの型を作ろう!
よし!先ずは型を作るぞ。粘土に作りたい大きさや太さのネジやビーズを押しつけよう。

今回はネジでやってみよう。ネジだと半面は模様がついてそれっぽくなるけど、釣れ具合には関係ない。
溝の深さが太さになるから、力加減を考えて押しつけよう。

一度にたくさん作る方が楽だ。慣れたらこうして一気に出来る様な型の方が良いぞ。
ちなみにマッチョさんは1回の作業で32本作れる様にしてる。
それを数回繰り返せば、簡単に大量のミニワームが出来てしまう。

市販品は1パック10〜15本で500円位・・こっちは100円で50本は軽い!お得だぞ!

マッチョさんからアドバイス
色んな物を使って型をとろう。この方法だと片面しかとれないけどな。

粘土でも両面とれるやり方もあるけど、ちょっと難しいからパスだ。
魚を釣るには片面とれてりゃ充分だ。人は釣れないけどな。

今回はミニワーム用にネジを使ったが、バス用の大きいワームも作れるぞ。
マッチョさんは市販のハードルアーを粘土にぶち込んで型をつくり、まんまワームにしたりしてたぞ。

油粘土は激安だし、結構綺麗に型をとれるし、何と言っても扱いが楽だ。
石膏や木で本格的に型をとっても良いが面倒だからな。粘土最高だ!





第3工程
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材料ワームをカットしてぶち込め!
次は耐熱容器に材料のワームを入れるぞ。勿論作りたい色のワームだ。

適当にハサミでカットして同じ位の大きさに揃えた方が溶け方が均一だ。

作りたい量に応じてだが、容器いっぱいだと危ない。半分以下にしといた方が良いな。

あとラメが入ってるのはスパークする時があって焦るぞ。

マッチョさんからアドバイス
この時にお好みで塩を入れる。溶かした時にも入れるけどな。

塩を入れると比重が重くなる。あと入れた分だけ脆くなるので注意しよう。

巷では色んな説があるな。
魚にとって口当たりが良いとか、バイト時間が長くなるとか、血液の味に似てるから釣れるとかな。
マッチョさん自身、色々試してみたけどよく分からんなぁ。そこまで大差ないんだろな。

後で出てくるが、マッチョさんは他にも色々入れて試してるんだ。
そういう事が出来るのが、自作の良いとこだ。

自分で工夫して、考えて、それで結果が出たら嬉しいだろう?





第4工程
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レンジでチンだ!
次はレンジでチンだ!先ず作業の前に窓を全開にしよう。軍手をして、マスクがあれば着用だ。
換気扇があるとこでの作業が望ましいな。家の人が居る時もやめた方が良いぞ。

解凍じゃなくて調理でやろう。溶け具合を見ながら適当にな。
サラサラまで溶かさない方が後で楽だ。加減は慣れるしかない。

マッチョさんは数回取り出して様子を見て、割り箸でコネコネする。溶けムラをなくす為にな。
このレンジから出す時が要注意だ!白い有毒ガス(らしい)がモンモン出るからな。
絶対に吸わない様に注意してくれよ!防毒マスクがあれば安心だ。

俺は塗装用のマスクをするが何年も経ってるのにカートリッジを替えて無い。ま、気休めだな。
あと超熱いから気をつけろ!慎重にな。軍手着用でも結構熱いぞ。

マッチョさんからアドバイス
マッチョさんはドロドロの時にも塩を入れる。効くか分からんが味○素もな。
自分なりに考えて、適当に試してみる事が出来るのが面白いとこだ。

とにかく安全第一でやろう。さっきも書いたが、くれぐれもガスと火傷に注意だ!
部屋の換気も必ず行う事!マジで注意しないとヤバイらしい。

最初は溶かす加減が分からないだろう。すぐに慣れるから心配ないぞ。





第5工程
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熱々ワームを流し込め!
今度は液状化した熱々のワームを型に流し込むぞ。必ず軍手をしよう!

マッチョさんは左手の軍手しかないから、右手にするとイボが手の甲にきてしまう。
その位買えよって?ハハハ!気にしないでくれ。熱くなきゃ何だって良いんだ。

注ぎ口がある耐熱容器の方が簡単だな。ちなみにマッチョさんのは無いぞ。
サラサラだとこの時にちょっと難しくなるぞ。少しドロドロの方がやりやすい。
その時の粘度によって流し込むコツが違うからな。

次々に型へと流し込んでると、少しずつ固くなって最後は流れなくなる。
固形に戻るが、な〜に慌てる事はない。また加減しながらチンすれば良いだけだ。

マッチョさんからアドバイス
慌てなくても何度でもやり直せるから心配しなくてもいいぞ。
型に上手く入らなくても大丈夫だ。どうせ後でバリをとるからな。

慣れるまではドバドバこぼしたり、ろくに流し込まないで固まったりしてしまう。
失敗は成功のもと、次からはもっと上手く出来るはずだ。習うより慣れろだ!

ボコボコと泡立ってる時はちょっと待ったほうが良い。それで流すと脆いワームになるぞ。
ただこの場合は浮力が強いワームになるので、かなり有効に使える場面もあるけどな。

全ての型に流し込んで余った分がプスプスしてたら、換気するとこへ容器を置いてしまおう。
近くに置いておかない方が良いぞ!目がシバシバしてくるからな。





第6工程
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型から外してバリ取りだ!
粘土に流し込んで数分で固まるから、後は型から取り外す。
この時、型を壊さない様にすれば、すぐに次を流し込めるぞ。

この段階で完成と言っても良いな。何かの上に乗せて、バリ取りに入ろう。
出来上がったワームのバリをハサミで適当にカットする。
1本たりとも同じ物は無いのが良い所。長いの短いの色々だ。

ピラピラしたバリをテールに見立てて残しても良し。
多めに流し込んで溢れたのは、ピンテールになってるのもあるだろう。
コレはアソコでアイツに使うか・・何て考えるのも楽しいぞ。

さあ、後は袋詰めで終わりだな。

マッチョさんからアドバイス
流し込む時に、左の画像の様に繋がるようにすると取る時に楽だぞ。
どうせバリ取りをするんだから、ワイルドに流し込もう!

粘土にピッタリ埋まってしまったのを取るには、針か何かで刺せば良い。
指でやると型が壊れてしまうからな。量産する時は面倒になるぞ。

バリ取りでワームに触ると、今回作ったワームの固さが分かるだろう?
塩をどの位入れたかと、流す時の泡立ち具合で硬度と強度が決まる。

その回の具合や加減を覚えていれば、次にこうしようと応用が出来る様になるぞ。





最終工程
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袋に詰めれば終了だ!
いよいよ最後の袋詰めだ。

袋は市販のワームが入ってた奴が手っ取り早いだろう。
無ければキッチリと閉まるタイプの袋なら何でも良い。

マッチョさんはここで袋に食用油を数滴入れるんだ。
ワーム同士がくっつかないし、集魚効果もあるかもしれないからな。

あと余った固まったワームは容器からペロンと取れるので、そのまま袋に入れとこう。
次に使う時にそれを容器に入れてチンすれば良い。ワームの素って感じだ。

バリ取りしたワームを袋に入れたら、油が全体に馴染むように軽くモミモミしておこう。
さあ!これで世界にひとつだけ、オリジナルワームの完成だ!


マッチョさんからアドバイス
袋はジッパー付きのを使おう!

油は色々試してみると面白いんじゃないか?マッチョさんも研究中だ。
マッチョさんは現在ごま油とオリーブオイルを愛用中。

普通のサラダ油より高価らしいから、コッソリ拝借してるんだ。
ハハハ!マッチョさんは実家にはお荷物状態だからな。致し方あるまい。

最近ガルプが釣れまくるので、それに近い匂いの物を開発中だ。






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